大学2年生の秋ごろに、ニキビが悪化して大学を休みたいと母親に相談したことがありました。
今回は、その時単身赴任中だった父が放った「父親よ、それは娘に言ってはならない言葉だ」と感じた一言をご紹介いたします。当時はそれほど気にも留めていなかったのですが、今考えると「当時の私、あんなひどいことを言われて可哀想だったね。」と言って抱きしめてあげたいような気持ちになります。
当時は父が単身赴任中だったため、一緒に住んでいた母親に「肌が良くなるまで当分大学を休みたい。」と告げました。当然、父親にも話が伝わり、その場で父親と電話で話すことに。その時は肌のことで本気で悩んでいたため母親に思いを打ち明けた瞬間から大泣きをしてしまいました。父親はそんなこともお構いなく、「ニキビがあろうがなかろうが、仕事をきちんとしている奴なら何も思わない。結婚なんかはまた別なのかもしれないが。」(当時の記憶は朧げなので、正確ではないかもしれません)と言ったのです。
あれから数年経った今、父親が言いたかったことは分かります。肌だったり、人の見た目じゃなく中身が大事なんだと。人は見た目じゃない、中身が大事なんだと。でも、当時の私からしたら、仕事がどうのこうのではなく、綺麗な肌で自信を持って恋愛をしたり、遊んだり、そういうことがしたかった。ただそれだけなのです。
それなのに、「結婚という未来は閉ざされた」と捉えかねない余計な一言を添えてくれるなんてひどいではないか。(まあ、結果的に案外早く結婚できたので今こうやって笑い話にできるだが)
昨日、ふとそんなことがあったなーと思い出し、夫にこの話をしてみたところ「お父さん、それは失言だったなぁ」と一言。そう、そーなのよ!約7年前の誰にも打ち明けたことのなかったモヤモヤが、少しだけ晴れたような気がしたのでした。